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愛犬が「おかえり」と迎える庭 ドッグランの門扉に思いを刻むタイル表札
ミニチュアダックスフンドの花ちゃんと桃ちゃん、2頭と暮らす吉森さんご夫婦。
今は市街地でマンション住まいのご夫婦は、定年退職を機に、生まれ育った町に移り住むことを決意しました。
移住に向けて、両親から受け継いだ家をリフォームし、庭にはずっと夢だったドッグランを自作。一度は手放すことも考えた家を、新たな生活の場に変えていきました。
今回はそんな吉森家の暮らしに寄り添う、2頭の愛犬への思いが込められた表札のお話です。
- 表札取付時期
- 2024年5月5日
- 施工者
- ご自分
- 住宅形態
- 戸建て(リフォーム)
- 家族構成
- ご夫妻、犬2頭
- 品番
- hsm-12
- 本体色
- マットダークブラウン
- 書体
- 表英24
- サイズ
- 227mm×60mm
- 文字着色
- シャンパンゴールド
- オプション
- ワンポイント追加×2
愛犬の毛色に見立てたベージュの外壁と、念願のドッグラン
リフォームした家の外観は、ベージュの外壁から門扉などの外構まで、すべて茶色系でまとめられています。これは、2頭の愛犬の毛色に揃えているそう。
リフォームしてきれいになった家を見て「ここにドッグランを作りたい」と思いました。ドッグランは、ずっと前からの夢でした
ミニチュアダックスは4歳と2歳(花ちゃんと桃ちゃん)。取材当日、ご夫妻はこの2頭の色をイメージしているという、お揃いのパーカーを着て迎えてくださいました。
この子たちを、ノーリードで遊ばせてあげたいと思ったんです
室内飼いのワンちゃん2頭を好きなだけ走り回らせるには、いつも遠くの遊び場まで足を延ばさないとなりませんでした。
吉森さんの庭には、昔からの空きスペースがありました。そこを利用して外構業者に囲みを作ってもらい、人工芝をDIYで施工することに。ゴールデンウィークを利用して、3日間かけて人工芝を貼りました。
人工芝を施工するのは、まず草や砂利を取り除いて整地、防草シート貼り、そのあとサイズを合わせてカットした芝を敷き、固定…と結構な重労働。
時間もかかったし苦労したんですが、どうしても欲しかったので頑張りました
吉森さんはこのドッグランの門扉に、2頭の愛犬によく似合う表札をつけたいと考えました。
検索して探し始めたものの、犬のイラストを扱うメーカーはあっても、なかなか思うものが見つからなかったといいます。
「ダックス」となると意外とないんです。そんなとき、こちらのお店を見つけて。イメージどおりのミニチュアダックスのモチーフを見て「これだ!」と決めました
タイルのかたち、犬のモチーフ…迷った末に「しっくりきた」表札デザイン
表札のデザインは、初めから方針が決まっていたわけではありませんでした。素材も色も、かなり悩みました。
筆記体のステンレス切文字表札や正方形のタイル表札など、ワンポイントを入れられる表札にもいろいろあります。迷った末に、吉森さんは当店のAlt(アルト)[ hsm-12 ]を選びました。 Altは革を思わせるようなシックな風合いの長方形タイル表札です。
この門扉につけるなら、Altがいいなと思いました。門扉の木目調にも合うし、これを選んでよかったです
ダックスのイラストの位置や文字のフォント、漢字か、ローマ字にするか…。悩みながら何度もデザイン案を修正し、見比べて考えました。
最終的に、ダックスのモチーフは片方を反転させ、2頭を向かい合わせてレイアウト。名字の文字は2頭が挟むように、真ん中へ。フォントは斜めの筆記体にしました。
文字の連なった感じとイラストの雰囲気が、しっくりきました。この子たちのチョコタンの毛色をイメージして、ダークブラウンのタイルとゴールドの文字にしたんです
ちょっと読みづらいかな?という思いもあったそう。たしかに書体の個性もあり、遠目からだとすぐには読めないかもしれません。
でもこのあたりは田舎なので、ご近所同士は顔でわかるし問題ないかなと。それに、郵便受けの下には漢字の名前を出してあるんです。だからこっちの表札には遊び心を取り入れました
門扉への取付けは、ご自身で行いました。裏面の接着剤が少しはみ出してしまったとのこと。とはいえ、ほとんど目立ちません。むしろ、風雨や紫外線にさらされてもしっかり固着されている様子。屋外で長く使うものだからこそ、落下してしまうよりはしっかり固定するほうが得策です。
接着剤を塗って取付けて、1日経って仮固定の養生テープを剥がしたらはみ出していて。「あぁ~…」ってなりました。でも今となると全然気になりませんね
なお、接着剤の適量についてはこちらのコラムでも解説しています。
庭の門扉で表札の愛犬と、本物の愛犬がお出迎え
吉森さんが出先から帰ってくると、一番に表札のミニチュアダックスが目に入ります。表札は玄関ドアの近くにつけるべきか迷ったりもしたそうですが、この位置で正解だったと今は思っているとのこと。
妻と愛犬たちに留守番してもらって一人で出かけることがあるんですが、帰ってくると家に入る前にまずこの表札が見えて。ダックスのモチーフに見惚れていると、この子たちがフェンス越しに迎えに来てくれるんです。それが嬉しくて。親バカならぬ犬バカなんですけどね、幸せです(旦那様)
ドッグランの横に設置された表札は、お子さんたちからも「いいね」と褒められるそう。
家の前を通りかかるとき、立ち止まって表札を見ていく近所の人もいます。ミニチュアダックスのイラストが、目を引いているようです。
「この家には犬がいる」ということが、自然とご近所にも伝わっています。
生まれ育った家で、大切な家族と暮らしていく
そんな吉森さんも、昔は両親の残したこの家を手放そうと考えたことがありました。でも年を取るごとに、また田舎で暮らしたいと思うようになったといいます。それは吉森さんにとって、自身のルーツに戻るような感覚なのかもしれません。
昔ながらの石州瓦の家。子どもの頃に住み、大人になってからも家族で何度も遊びに来ました。伝統のある瓦屋根や、背丈を刻んだ柱、まだきれいなキッチンの棚など、残せる場所は残しながら、信頼できる業者に依頼して丁寧にリフォームしてもらいました。
リタイアしたら、まずはこの子たちとこの家で、気持ちを楽に過ごしたい。何をするかは、これから考えていきます
インタビューの間、ずっとそばを離れない愛犬を撫でながら、吉森さんご夫婦はそう語ります。
ほわほわの毛をなびかせて、ドッグランを縦横無尽に駆け回る花ちゃんと桃ちゃん。お孫さんが遊びに来たときは、みんな思い思いに寝転んだり、サッカーを楽しんだりするのだとか。
夫が頑張って作ったドッグランだから、とても嬉しいです。歩いてみるとわかるんですが、ふさふさなんですよ(奥様)
リタイアまであと数ヶ月。こちらに引っ越してきたら、表札のある門扉にインターホンを取付ける予定だそう。
人の訪れもますます増え、お気に入りのドッグランと花ちゃん桃ちゃんの表札が、さらに活躍することになりそうです。
その家に住む人の思いを映す表札
吉森さんが見せてくださったInstagramのアカウントには、楽しそうに走る2頭の姿が。花ちゃんと桃ちゃん、日々ドッグランを満喫して喜んでいるようです。
手づくりのやわらかいドッグランの横に置く、吉森家の「わが家の表札」。
そこには愛犬とこれからの暮らしへの思いが込もっています。
表札はただ名前を表すだけのツールではなく、大切にしていることや暮らしかたによって、自由にかたちを決めることができます。
どんな思いを込めるかで表情が変わり、その家らしい「わが家の表札」になっていきます。




