表札貼り付けNG行動5選!タイル表札を貼るコツ伝授します

こんにちは!新人イケダです。
今回はタイルの表札を壁に貼り付けてみたいと思います!
お客様の施工例や表札そのものにはよく触れていますが、取り付けをするのは初めて。DIYも経験0ですが、タイルは初心者でもカンタンだと言われているので、きっとできるはず!
レッツチャレンジ!

ご注意
取り付ける場所によっては、接着剤だけでは施工できないことがあります。貼り付けできるのは、金属製の門柱などツルツル~ちょっとザラザラしているくらいの場所です。凸凹が大きい壁面への取り付けについては、この記事の下のほうで触れているのでご参考にしてください。
[ 接着剤のみで貼り付け可能な壁 ]
・金属や樹脂製などの平滑な壁面
・1~2mm以下程度の凸凹やザラついた壁面
※凸凹が強い場合は、接着剤のみでの施工はできません。
表札の貼り付けに『瞬間接着剤』はNG!?

「どうせなら早くくっついてほしい!」と思う気持ちは分かります。しかし、屋外に取り付けるものに瞬間接着剤は向いていません。屋外は雨風や紫外線・熱など環境の変化が大きく、瞬間接着剤はそれらに耐えられる十分な耐久性を備えていないことが多いからです。そのため、表札を取り付ける時に使ってほしいのは「屋外耐候接着剤」!

接着剤の名前に「屋外耐候」と書かれてあるもの以外は、雨風や紫外線の影響を受けて接着剤が劣化することがあります。そして、接着剤が劣化することでうまく接着できず、落下・破損に繋がります。今回のようなタイル表札は、落としたら割れてしまいます!せっかくの表札を台無しにしないためにも、表札に向いている接着剤を使用するようにしましょう。
接着剤の裏面、用途の欄に“表札”と書かれているものを選べば安心です◎
接着剤の量の少なすぎはNG!?

接着剤の種類ももちろんですが、接着剤の量にも注意です!適切な量を塗らないと、取り付けてもすぐに落ちてしまいます。でも適切な量って、どのくらい…?

「もったいない」と思わず、けっこうもりもりになるように塗りましょう!真横から見た時に山脈ができるくらい盛ってあると安心です。
壁に付けた時に接着剤がはみ出さないように、少しだけ内側に塗ると付けた時きれいです。もしはみ出してしまったら布ですぐに拭き取ってくださいね。
それではいざ貼り付け!
目印無しでいきなり貼り付けはNG!?

面倒くさいかもしれませんが、このひと手間でまっすぐきれいに貼り付けられます!

① 貼り付けたい位置に、天井や壁の目地などの水平から採寸し、印をつける。
② 水平になるようにマスキングテープを貼り、位置の中心に印をつける。
③ 表札の中心にも印をつけておく。(表札の表面は紙などで保護しておきましょう)
④ 表札を壁に押し当てて、表札の周りに印をつける。
⑤ ④で付けた印に合わせてマスキングテープを貼る。

接着剤の種類によっては、垂れてきてしまうこともあるので、下だけ多めに貼って壁を保護すると接着剤が垂れてしまった時も安心です!
気温次第で貼り付けNG!?

接着剤にも取り付けに適した気温・環境温度があります!接着剤の説明書をよく読んで取り付けましょう!
一般的には5~35℃程度が適正とされています。5℃以下になると接着剤が固まるスピードが遅くなり、落下してしまう原因にも…。しかし逆に暑すぎても落下の原因に…。
夏場に施工をする場合は気温だけでなく、取り付けする壁の表面温度にも注意!直射日光が当たる場所は外気温よりもっと熱く、取付面の素材によっては外気温より+10~20℃高くなることもあるので注意が必要です。
数時間で固定を外すのはNG!?

タイルを壁に貼り付けたら多めの養生テープや紐などでしっかり仮固定をします。屋外耐候接着剤の固着には最低でも24時間はみてください!剥がす時はきちんと固着しているかどうかを確認してから、慎重に剥がしてくださいね。
\ハマダ先輩のワンポイントアドバイス/

固定の時の一工夫として屋外耐候用の両面テープを併用するといいそうです!接着剤が固まりきるまでの間に表札がずるずる…とずれないようにするためのひと工夫です。
※両面テープのみでの貼り付けは軽量の薄いタイル以外では推奨しておりません。また、両面テープを併用した場合でも、養生テープによる固定をお願いしております。
ちなみに・・・
タイル表札の本来の手順はこうです。

① 表札の表面を紙などで保護。どちらが上か分かるように印をつけておきましょう。
② 取り付け面に取り付けるための印と保護をする。
③ 表札裏面に接着剤を塗布。
④ 取り付け面に表札をぐっと圧着し、動かないように固定する。
表札貼り付け まとめ

・表札の貼り付けには、「屋外耐候接着剤」!
・接着剤の量は、けっこうもりもり!
・貼付け前に位置決め!&壁面保護!
・作業は適した時間帯や季節に!
・固着までは24時間!きちんと確認!
※お取り付けの際は、ご使用される接着剤の説明書を必ずご確認ください。
※当店の表札には取り付けの説明書が同梱されています。お取り付けの前に必ず一読ください。
※作業は2人以上で行うことを推奨しております。
※タイル表札の接着剤のみでの施工は、取り付け面が門柱などの金属や樹脂製などの平滑な面や、1~2mm以下程度の凸凹やザラついた壁面の場合になります。取り付け面の凸凹が強い場合、接着剤のみでの施工は難しいため、弊社では取り付け面に穴を開ける施工による「裏ボルト仕様」を推奨させて頂いております。
さいごに
今回はタイル表札の貼り付けに挑戦してみましたが、いかがでしたでしょうか?カンタンだと思ってましたが、NG行動を連発してしまいました…(汗)
実はお客様の中にも取り付けを失敗してしまって、落ちて割れちゃった!という方、結構いらっしゃるんです…。
表札ってオーダー品だからすぐに届くものでもないし、自分の名前が入ったものが割れるってなんだか不吉な感じでショックですよね。
この投稿をご覧になったみなさまはイケダのような失敗はなさらぬよう、このコラムやInstagramでの投稿を参考にしていただければ幸いです!(T^T)

今回の「表札貼付NG行動5選!!」は、公式Instagramで連載中の「教えて!ハマダ先輩」でも紹介しています。
他にも表札メーカー勤務の新人イケダとベテランのハマダ先輩が、表札の素朴な疑問についてマンガ形式で解説しています。
よかったら見てみてくださいね!
公式インスタグラム @akiglass_official